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オフィスでコーチングのタイプ診断をしたら楽しい結果になった

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オフィスでコーチングのタイプ診断をしたら楽しい結果になった

こんにちは、デザイナーのTantanです。昨日、オフィスのみんなでコーチングの診断テストをやりました。とても興味深い内容だったので、ご紹介しようと思います。

相手の傾向を掴んで、能力を発揮させるためのタイプ分け診断

上司や教育者がメンバーを上手に導くための技術として「コーチング理論」というのがあり、その一環でタイプ分け診断があるそうです。目的は、メンバーの特性や傾向を把握して上手に指導していくことのようです。
色々なサイトで簡易版のテストが公開されています。興味のある方はお試しください。「実践コーチング.cgi」「あなたのコミュニケーションタイプ」(私達がやったのはこれとは違って、もう少し項目が多くて詳しい診断用紙でした。)

まずは4つのタイプの特徴を下記で紹介したいと思います。(あくまで私が面白いと思った部分をざっくりまとめたもので、専門的な知見ではありません。詳細はぜひご自身で調べていただくと面白いと思います。)

1.「コントローラー」は思い通りに進めて結果を出したい

診断項目:「競争心が強い」、「短い時間にできるだけ多くのことをしようとする」、「嫌なことは嫌と、はっきり言える」
興味があること:戦って勝つこと 結果

コントローラーは、過程や人間関係より結果・成果にこだわる。人の上に立って物事を思い通りにすすめることが好きで、リスクを恐れず、結果を出すための実行力があります。
判断が早い 正義感と主観で即断即決
短所:怖い人、厳しい人と思われがち 自分をコントロールしようとする人とは激しく衝突する
接し方:目標を伝えて好きにやらせる 下手に褒めない 「教えてください」というスタンスで話しかける

2.「プロモーター」は人に影響をあたえて褒められたい

診断項目:「常に未来に対して情熱をもっているほうだ」「人から楽しいとよく言われる」「失敗しても立ち直りが早い」
興味があること:人を巻き込んで楽しむこと 企画

プロモーターは、目標や計画よりもとにかく人に影響をあたえることが好き。新しいアイデアを出すこと、人を集めて活気あることを企画するのが好きです。細かいことは考えずとりあえずやってみる楽観的なタイプです。
判断は早め 状況の変化にすぐ適応できる
短所:軽薄な人、飽きっぽい人と思われる 緻密な計画をたてることや継続することが苦手
接し方:次々新しいテーマを与えながら軌道修正する とにかく凄いねとたくさん褒める

3.「サポーター」は人の役に立って認められたい

診断項目:「人からものを頼まれるとなかなかノーと言えない」「自分と他人をよく比較する」「仕事の出来栄えについて人から認められたい
興味があること:人の役に立つこと 貢献

サポーターは自分の考えをあまり主張せず、人間関係を重視します。人の役に立つことが好きで、周りの意見を聞き、合意のもとに物事を進めるタイプです。
判断は遅め 周囲の意見を尊重する
短所:ノーと言えずに抱え込むことがある 自分で決めろと丸投げされるとすごく不安になる
接し方:丸投げせず指示を出したり要求を伝える こまめに感謝の気持ちを伝えてフォローする

4.「アナライザー」はリスクを避けて正確にやり遂げたい

診断項目:「自己主張することが下手だと思う」「人にはなかなか気を許さない」「たくさんの情報を検討してから決断をくだす」
興味があること:計画を立てること 分析

アナライザーはデータを集めて客観的に判断し、正確性にこだわります。すみずみまで計画を立てるのが好きで、リスクを最小にするよう動き、取り組んだことは粘り強くやり遂げます。
判断は遅い シュミレーションを尽くしてから判断する
短所:冷たい人、何を考えているかわからない人と思われがち 主観や直感で即座に判断を求められることが苦手
接し方:計画の枠組みを伝えて考えさせ、判断には時間を与える 下手に褒めない 本人の主観や感情にはあまり構いすぎない

MF広島オフィスの結果が楽しいことになりました

スタッフA:プロモーター
スタッフB:プロモーター
スタッフC:プロモーター
スタッフD:サポーター

何でしょうねこのバランスの悪さ!見事にプロモーターに偏っています。プロモーターは話すのが好き。飲み会になると私のしゃべる隙が全くなかったのは気のせいじゃありませんでした(笑)。
しかも3人とも顕著にプロモーターに振り切れているようです。
日本人に多いのはサポーターらしいですが、ベンチャーとかスタートアップに多いのはプロモーターらしいですね。クリエイティブな仕事をするには良い布陣なのかもしれません。
支配したいコントローラーと、アイデアを否定されたくないプロモーターは相性が悪いようなので、あとはせめてアナライザーがいてくれたらバランスが取れていいかもしれません。(アナライザーが苦労しそうですが。。。。)

人それぞれ行動原理が違うことに気づく

この結果をすぐにコミュニケーションに活かすのは難しいかもしれませんが、私は発見が色々ありました。
たとえばアナライザーは「孤立するのが苦にならない」という特性があるそうですが、私からするとなかなか信じがたいです。「孤立して辛くないとかあるん?」と驚きました。
仕事の進め方でも、自分はデザインを丸投げされるのは苦手で、チームやクライアントやユーザの要望に応えるスタンスで、できれば細かく合意を取って進めるほうが性に合っている気がします。ですが、コントローラーにはむしろ丸投げOKなんですね。目からウロコでした。

困ったときにはジョブチェンジ

自分が常識だと思っていた行動が必ずしも常識じゃないと気づいて、世界が広がったような気がします。
「周りの合意がないから決められない!」と思い込んで苦しくなってきたら、ちょっとコントローラーの視点になって「結果にコミットして、自分で決めていい」という選択肢が取れるし、プロモーターの「どうせなら楽しいほうにしよう」という気持ちで決めてもいいし、アナライザー的に「データを根拠にしよう」ということもできます。
自分だけの常識に縛られず、違う考え方もあるんだと気づけば、他人にも自分にもおおらかになれるかもしれません。

よかったらみなさんも職場のコミュニケーションに役立ててみて下さい!