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ペンツールでベジェ曲線を練習するための初心者向けトレース素材画像

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ペンツールでベジェ曲線を練習するための初心者向けトレース素材画像

こんにちは、デザイナーのTantanです。

ブログ記事「ペンツールでベジェ曲線を描くコツはアンカーポイントの打ち方にあり!」の続編として、超初心者向けの練習素材を作ってみました。自分で拾ってきたロゴやイラストをトレースするのもいいですが、超初心者のためにさらに易しい素材になっています。序盤はヒントとしてハンドルの向きも長さも表示しています。さらにクリックなのかドラッグなのか、どのショートカットキーを組み合わせるのかを書いています。ぜひダウンロードして練習にお使いください。→トレース用素材画像zipファイル

素材の解説

1.ほぼ直線で構成された図形


①から順に、書いてあるとおりにクリックやドラッグをして練習できます。

ポイント:直線曲線の切り替え

カーブに入るとき、クリックしてからドラッグしてハンドルを出します。直線と曲線を切り替える方法を覚えましょう。

  • 直線からの曲線:クリックする→いったん離す→同じ位置からドラッグしてハンドルを出す
  • 曲線からの直線:ドラッグする→いったん離す→同じ位置をクリックしてハンドルを消す

例えばこんなキャンディの図形で曲線と直線を練習してみましょう。

2.直線と曲線で構成された図形

ポイント:S字カーブ

どの程度の間隔でアンカーポイントを打つのか確かめましょう。

ポイント:shiftのタイミング

shiftを押したり離したりするタイミングを覚えましょう。

  • shift+クリック:アンカーポイントを打つ前にshiftを押していると、前のポイントから水平垂直45度の位置に次のポイントを打てます
  • ドラッグ+shift:アンカーポイントを打ったあと、ドラッグ中にshiftを押していると、ハンドルの角度を水平垂直45度に固定できます

例えば②③では、ずーっとshift押しっぱなしで大丈夫です。④では、ポイントを打つ前はshiftを離して、ドラッグ中にshiftを押してハンドルの向きを固定します。

3.ほぼ曲線で構成された図形

ポイント:optionでハンドルを折る

ドラッグしてハンドルを出した後、optionを押しながらハンドルを持ってドラッグするとハンドルを折ることができます。
もっと練習したい人はこのような雲の形でも練習できます。

4.ほぼ曲線で構成された図形-ヒント無し

ポイント:shiftや切り替えをノーヒントで

これができれば、自分で同じものを作って練習できます。自分でやる場合はフォントをアウトライン化するか、お手本にしたいイラストデータを用意します。そして、ダイレクト選択ツールでパスをクリックしてハンドルを全て表示させます。それをスクリーンショット(command+shift+option+control+4)でクリップボードに撮影して、アートボードにペーストすれば使えます。

5.複雑な曲線で構成された図形-ヒント無し


ハンドルなしバージョンも用意してみましたので、挑戦してください。

ポイント:微調整は後回し

ハンドルを見ないで描く場合は、おそらく一発できれいなカーブにはなりません。ハンドルが長すぎたり足りなかったりするでしょうが、それで大丈夫です。ハンドルの方向だけ意識して、あまり悩まずに一周描ききりましょう。描いた後、ダイレクト選択ツールでハンドルを調整しましょう。

6.複雑な曲線で構成された図形-ヒント無し


ハンドルなしでイラストのトレースに挑戦しましょう。

ポイント:半分だけ描けばいい

左右対称なので、半分だけ描いて反転コピーしましょう。最初に中心線を描いて、アンカーポイントを打つガイドにすると反転しやすいです。

ポイント:頭頂と顎はアンカーポイント削除

反転すると頭頂部と顎の中心にアンカーポイントができると思いますが、アンカーポイントが多いとカーブがなめらかになりません。反転して合体したあとにアンカーポイントを消すと、カーブを整えやすくなります。

ぷちポイント:目の光だけ反転しない

細かいですが、瞳のハイライトは光のあたっている方向にできるので、左右対称にしていません。

7.自由な形


ここまできたらアンカーポイントなしでイラストや写真をトレースするのもいいですが、どうせなら簡単な形でいいので、自由に描いてみるのはどうでしょう。
いくつか簡単に書けそうなお題をあげてみました。

ハートマーク

半分描いて反転しましょう。半分のままだと全体のバランスがわかりにくいので、反転してくっつけたあとにバランスを調整してもいいです。

へび

S字カーブの連続です。

波線はこの例のどちらでも描けますが、カーブの緩急を調整しやすい下の例がおすすめです。

カモメ、フクロウ、ペンギンなどお好みで。簡単に描くなら丸い頭と半月型の胴体を組み合わせればヒヨコのような形になります。

波線を描いて反転すれば深く考えなくても壺っぽくなります。

帽子

簡単なのは真横から見たシルクハットとか麦わら帽子とか。ハンチングやリアルなカウボーイハットは難しそうです。

まとめ

  • 最初は、アンカーポイントもハンドルもお手本を見ながらトレース
  • 書きながらショートカットボタンを覚える
  • 慣れてきたらハンドルを見ずにトレースしてハンドルを自分で調整
  • そのあとはアンカーポイントも見ずにトレース
  • トレースに飽きたら簡単な形から自由に描いてみる


おつかれさまでした!

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